優先席ラプソディー

気が弱そうなのに優先席に座っているひとをたまにみる。何故優先席で普通にすわつていられるのか。混んでないし、周囲に必要としていそうな人がいないなら座っても許されると?どうせあとで後悔するんじゃないのか?いや、座ってる今も罪悪感に苛まれているのでは?とおもう。
というのは、今日は少しどうすべきか悩んだ出来事があった。
地下鉄日比谷線での出来事だが、私がたった前が優先席だったのだが、そこにおそらく中学生と思われる女の子が二人。あとアラサーくらいの女性が一人座っていた。3人ともいかにも陰キャラだ。
私は席を譲られる年ではないからいいが、途中駅で腰の曲がった老婆が乗ってきたのだ。おまけにゴホゴホ咳き込んでいて、明らかに体調が悪そうだった。
私であれば優先席でなくとも席を譲る。だがこの3人とも下を向き耳にはイヤホン、で、お決まりのスマホで地蔵になっていた。
察するに、気まずいなあ、席譲りたい、逃げ出したい。と思ってただろう。しかしどうぞ。と、その行動が恥ずかしいんだとおもう。かといって逃げ出すのも自分の非を認めるようでできない。
私はここで一言譲ったらどう?と角がたたないように声かけができないものか?と悩んだ。
ここは優先席なんだから譲りなさい。では乱暴だ。そもそもそんな決まりはない。優先席を譲るのはあくまで努力目標にすぎないので、譲る譲らないは各個人のポリシーによる。そこにとやかくいうのは、いわば内政干渉だ。
だが、多分だがこの3人は気まずいはずだ。そうでないヤカラはもっと、堂々と、清々しい態度で優先席に座っている。
それがわかるからこそ私も悩んだ。

席を譲った経験なら幾度もあるが、他人に席を譲ったらいかがか?などとさしでがましい提案することなどいままでなかった。なんというべきか、放置しておくべきか?などと逡巡しているうちにその老婆はおりてしまった。
そのとき、私を含め座ってる3人の間には奇妙な安堵の空気が流れたのが感じ取れた。

こんなシチュエーションで本音は譲りたいが、気恥ずかしくて譲れない。なんてひとは端から座らない方がいい。無用な重荷を背負ってまで座っても逆に疲れないだろうか。
端から譲る気などなし!老人だろうが妊婦だろうがでてこいや!ドン!という気概の持ち主以外は優先席という砂かぶり席には座るべきではないんだよ。そのほうが気が楽だ。

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