保育園での進級初日

今日は朝からぐずっていが、四月からいきなり遅刻もできないので無理やり連れていった。いつもなら自転車に乗っている間にある程度機嫌は直りよくなるのだが、今日はなにか大人しかった。
園につくとたいていは一番のりのわが子を保育士がおはようと迎えてはくれるのだが、今日はこの新入園のタイミングで忙しかったのか誰もでてこない。月曜なので私もお昼寝用の布団にシーツをとりつけたりと細々した作業があるため、保育士はこなかったが、やむなくさっさと自分だけ中に入ってその作業にとりかかっていた。
ふと気づくとわが子が中にはいないため、心配になって園庭のほうに目をやると、立ち止まって、声をあげ泣いていたのだ。
おそらく誰も自分を構ってくれないので不安になったのだろう。
その姿をみて、動揺した私はすぐに手をとり連れてきたが、結局はみてくれる保育士もおらず、私の傍らに作業終了までおいておくしかなかった。シーツをつけおわり、もう行かないとならなかったが、まだ泣きやまず、かといって保育士もあいかわらず他にいっており、対応はしてくれずで、やむなくそのまま置いてくるしかなかった。
座り込んでなきじゃくるわが子をそのまま放置して仕事にいくのはまさに痛恨の極みともいうべきではあった。
獅子の子落としとはいうが、とてもそんな心境にはなれず、気が重いまま電車に乗り込むと、妻からラインで、子供は大丈夫だったかとの連絡が。普段は淡白な返事しかしないが、今日ばかりは、事細かに、けっこうな長文で返事をしたのだ。
しかしそれに対しては、「別にすぐ泣きやむだろ。」となんとも冷淡な返事。私はいまでも罪悪感に苛まれているというのに。
母親がこんな冷酷な人間でいいのだろうか。まさに獅子であろう。
獅子は千尋の谷に我が子を落とし、這い上がってきた子のみ育てるという。
子育てとはこうあるべきだなんて論調もあるが、これは百獣の王ライオンの話だ。
私は人だ。人として子供を慈しみ愛情をもって育んでいきたい。
保育園にはちゃんといってもらうけども。
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