捏造?フィクション?映画軍艦島の真実。そして日本公開はあるのか。

世界遺産にも登録されている、長崎市の端島「通称軍艦島」は明治時代から昭和にかけ、海底炭坑で栄えた。
その「端島炭坑」を舞台にした映画「軍艦島」が今月26日から韓国で公開されたわけだが、その映画がまた日韓の間で新たな火種となりつつある。

まず、この映画の概略だが、

ざっくりと説明すると、時代は1940年代、日本軍により強制徴用されて長崎市の端島炭坑(軍艦島)に来た朝鮮人たちが主人公だ。
主人公たちは地下1,100メートルの海底炭鉱で過酷な労働を強いられていたが、終戦間際になると日本軍はその劣悪な環境の中で労働を強いられていた朝鮮半島出身の徴用工など約400人の存在を隠すため、坑内に閉じ込めて爆殺することを計画する。
しかしそれを察知した徴用工たちは一致団結し脱出を試みるというアクションムービーだ。

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この映画を撮ったリュ・スンワン監督は制作発表会の段階では、
「強制徴用があったのは事実だが、登場人物など作品で描いた出来事は、創作物だ。」としていた。

対する日本での反応

・日本の産経新聞は、韓国が官民挙げて取り組んだ軍艦島の世界遺産登録反対運動の一環であると報じた。

・また、現在は閉山され、無人島であるこの軍艦島だが、そこの元島民らが有志で作る「真実の歴史を追究する島民の会」は、本作は事実とは大きく異なり、例え創作物だったとしても、誤った歴史認識を伝えるおそれがあるなどとし、この映画に対して抗議する声明を出すということになった。

そして、それらを受け、制作発表の段階では創作物だと言っていたリュ・スンワン監督は、今月になり新たな見解を発表した。

リュ・スンワン監督の見解まとめ

・日本で映画「軍艦島」が事実ではなく、虚構ばかりの創作物ではないかと評価されているという報道を目にした。

・監督自身も「実際にあった歴史をモチーフにして作られた創作物」だと話したことはあるが、日本では「実際の歴史をモチーフにした」という部分は無視して「創作物」というワードだけを歪曲して解釈している。

・映画「軍艦島」を制作するにあたり、数多くの証言や資料を参考にした。そして「数多くの証言と資料」が何なのかは、映画のエンディングクレジットにのせた。

・自身が取材した事実では、大規模ではないが、実際に脱出を試みる人がいた。

・朝鮮人が軍艦島で人権を蹂躙されながら生活したことは歴史的な事実。その暗い歴史を認めてこそ文化遺産としての価値がうまれる。

・日本側の誤った歴史認識によって、強制徴用された朝鮮人たちの傷を改めて深めるようなことがないことを切に望む。

と述べた。
この映画は全世界113の国や地域で公開される予定になっているが、その結果、世界の人々が軍艦島に抱くイメージも悪化するだろう。反捕鯨を描いた「ザ・コーヴ」と同じような事態になる懸念もある。
そこでだが、実際この軍艦島での労働環境はどうだったのか。また強制徴用は存在したのかをちょっとだけ調べてみたが、、

まずその事実を一手で覆す資料がでてきた。

これは当時、朝鮮半島から内地、つまり日本への渡航希望者が殺到したという資料だ。
炭坑労働であるため、当然に危険できつい肉体労働であることは予想されるわけだが、なぜなのか。

単純な理由だった。

それは給料が格段によかったから。

これは本作とは別の昭和炭坑で働いていた朝鮮人 尹元容さんの昭和18年10月の給料袋だ。

支給額115.95円とある。

当時の日本軍人の給料が 二等兵乙で6.00円甲で9.00円(昭和18年7月28日勅令六二五号大東亜戦争陸軍給与令)の時代に115.95円の給料である。

公務員の約20倍の給料。仮にそれが命の危険を伴うものだとしても厭わない人間はいただろう。

軍艦島についても、ネットで調べればすぐわかるが、病院などの施設もきっちり備わっていて、炭鉱夫の為に当時最先端のレントゲン機材を導入する位は福利厚生が整ってた。
もし仮に強制徴用した奴隷に掘らせていたとしたらそんなものは用意するはずもない。

つまり、確かにきつい肉体労働であっただろうが、当時では破格の給料がもらえるわけで、豊かな生活を求めて希望者が殺到するほどであれば強制的にどこからか誰かを連れてきて働かせる必要性なんてのはないわけだ。
であれば当然、実際に働いている人間で逃げ出す人なんてのもいなかっただろう。

結論になるが、この映画「軍艦島」は完全なる創作物であろうことがわかった。

ただ、仮にこれが史実に基づかない映画だったとしても、そのクオリティの是非については別問題だ。
それはそれでファンタジーストーリーとしておもしろいのかもしれない。日本で公開されるかは難しいのかもしれないが、実際公開されたら観にいってみたい。

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